Habana 3/31①

早速10時からAlexis Boshのレッスン。
彼は超多忙のなか、私のためにミックスの仕事を延期して時間を空けてくれた。ありがたすぎる。NEC_0744.jpg
私のアルバム『CORAZON』のラバンバをはじめ、主要な曲は
彼のアレンジによるもの。今回お願いしていたアレンジも早速はじめてくれていてMIDIを聞かせてくれた。

彼とは2回目のキューバ、2000年からのお付き合いで
当時まだ外国人の生徒がそんなにいなくて
今より半分くらいやせてて、やさしくて神経質そうなカンジだった。
辞書を片手に意思疎通をしたり、家族の食事に呼んでくれたり、
たくさんの良い思い出がある。

今となっては海外からのアレンジ発注やCD制作、自己の演奏活動に
新たにたちあげた自己カルテットなど、大活躍で
私にとっても感慨深い。素晴らしいジャズメンで大好きです。
温厚で長年築いた信頼関係で、彼には安心してなんでも聞ける。
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レッスンといいますが、日本人が想像するようないわゆるお稽古的なレッスンではなく
私が弾く事はほとんどなくて、私が出したお題に対して、彼がいろんなアイディアを与えてくれるというカンジ。弾きまくってくれる。
これが私のハバナに行く一番の目的です。

一流ミュージシャンがそばで私のためだけに弾いてくれるなんて、
なんて贅沢。その空気感、グルーブ感、溢れるアイディアに毎回ぶったまげるわけです。
ライブを聞くより、単体で聞けるのが至福の時。
最近のハバナ滞在では、ライブ会場に出向くより、
レッスンの時間を一番大事に、幸せに思っています。
心の交流やアドバイスももらえるし、毎回感激して帰ります。

その後
移動して、Rolando Lunaのレッスン。
彼とも同じく2000年からのお付き合い。
黒人独特のすさまじいリズム感で弾き倒す、アメイジングなピアニスト。

出会った頃は、イサックのバンドで弾いていたけど、まだ出会う前にみた
イサックバンドでの彼は、
遊びでやったサッカーで腕を折って、片手で弾いてた(笑)
まだ若いけれど、今やキューバでナンバー1売れっ子ピアニスト。

私は彼のかわいい人柄がだーーーーーいすきで、めちゃめちゃいい人。惚れる。
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声を聞くだけでハッピーになれるから、これは恋だわ。きっと(笑)
冗談はさておいて

家に着くと不在で、お母さんがいて、おしゃべりをする。
今まで何度も行ってるのに、はじめて会ったお母さんはとても素敵でした。
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妹のジョラルディーが結婚してバハマにいて、子供がいるのよーとか、
ロランドの子供の時の写真とか、
いろいろ見せてくれた。3年キューバに行ってないだけで、世の中かわってるんだーー。
アレクシスの子供も随分大きくなったしなーーーー。
どんどん先を越されていくのね と、またまた感慨深い(笑)
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かわいいロランドの子供の頃↑

なんて話をしているところでロランド帰宅。
きゃーロランドー!!とか言って、レッスン開始。
濃い一日はまだまだ続く。
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