被災地支援コンサート

先週の土曜日曜と宮城県石巻市で
被災地コンサートしてきました。
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1日目は泊。
2日目は牡鹿公民館にて。
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仙台から石巻の牡鹿半島まで車移動しましたが、
まず遠いのにびっくり。
渋滞もあるので3時間以上かかりました。

途中で買い出しをしたんですが、大きいショッピングセンターは物であふれ
同じ石巻でも被害地域と場所によって
あまりに違う落差に驚きます。
移動して海の方へ向かうと報道されている通りの光景で爆撃を受けた後のような状態です。
でもガレキやヘドロはこれでもだいぶキレイになったとのこと。

オンザロードというボランティア団体が
側溝のヘドロをとりのぞいていて
この活動が非常に重要で成果がある。と話していました。
こういう地道な活動をされている方がたくさんいて頭が下がります。

ボランティアには何が必要ですか?
と聞いたところ

体力、
車などが運転できること(移動して被災地まで行ける)、
そしてボランティアに来れるわずかばかりでも自由になるお金のあること。
の3点だと、教えてくれました。

行くまでにいくつもの集落を通り
100%壊滅状態という地区がいくつもあり
しかも手付かずで人手が足りない。と言われるわけだなぁと感じました。

1日目の泊は、半島奥にある本当に小さな集落ですが、
津波被害は少なかったようです。
村の放送で皆さん集まってきて、座敷にみんなちょこんと座って
炊き出しのご飯を食べながら聞いてくれました。
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おじいちゃんおばあちゃんたちがあまりに可愛らしくて
こんな良い人達に
なんでこういう事が起こるんだろう。
だれも被災者になんてなりたくないだろうし、
家に帰ったら普通の生活をしている私達のステージを見て、何を思うんだろうと。
神様はなんて不公平なんだろう。

終了後に、お礼にと、区長さんが歌いはじめ
屈託なく歌っている区長さんの笑顔と
周りの皆さんのたのしそうな姿を見ていたら

無性に涙がでてきて

でも泣いても、悲しんでも何も助けられない。
それがまた悲しくて。

こんなに楽しかったのは
久しぶりだよって言ってくれたり
復興したらウニがとれるから食べにきてね。
と言われてまた泣けました。
DSCF6439.jpgいい笑顔!!がんばろう東北!

ステージ中にノラさんが座敷の下に降りて
皆さんと同じ視点で正座して歌っていました。

その姿、ステージに向かう姿勢、
大きいステージでするのと同じようにいつも通り
最初から最後まで踊って、話をして、皆さんを楽しませようという心構えに
改めて素晴らしいアーティストさんだなぁと感激しました。

ご一緒できて間近で接していろんなお話ができて本当に感激でした。
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2日目は晴天のなか
青空にひびくシエロや上を向いてあるこう。ノラさんの涙。
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ボランティアに足繁く通い、今回の企画を石巻の笑顔のために一生懸命
奔走した市毛さん。
市毛さんのブログ http://ameblo.jp/soykiko/entry-10932024244.html
機材一式と発電機とすべて持ち込んでくださり、
疲れたでしょうに何ひとず言わずに、セッティングしてくださった鈴木ヨシローさん。
事前の下見から、車の運転など快くひきうけてくださった渋谷和利さん。
炊き出しや、バンドのお手伝い、暑い中ずっと立って見守ってくれた市毛さんのお仲間のみなさん。
みんなみんな素敵だなぁと思いました。

正直、実際被災地に行ってみても
被災地にとって何をすることが喜ばしいことなのか。
いまだにわかりません。

あまりに被害が大きすぎる。
格差や、求めているニーズの違い、価値観の違い。

ただ、これからも
できることをやる。
DSCF6418.JPG来月はアントニオ古賀さん、ラテン協会の皆さんと、
福島と会津若松にいきます!
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被災地に行ってきます。

オルケスタデラルスのNORAさんに誘っていただいて、
今週末、被災地 石巻にて支援コンサートを行います。
7月11、12日もアントニオ古賀さんと福島に伺います。

♪6/18土曜~19日曜@宮城県石巻市 被災地支援コンサート
NORA(Vo)鈴木義郎(Dr)渋谷和利(B)
<6月18日(土)>
会場 石巻市役所 牡鹿総合支所 泊コミュニティセンター ~宮城県石巻市泊浜台11-1~
時間 Start 15:00頃を予定
<6月19日(日)>
会場 石巻市役所 牡鹿総合支所 牡鹿公民館 ~宮城県石巻市鮎川浜湊川63~
時間 Start 14:00頃を予定

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ラテン音楽のパワーと明るさで
日本が元気になるように
指先のLに願いを込めて。

3/11以降ずっと、なにができるのか考えていました。
3ヶ月が経ち
今もなお、苦しい状況にはかわりなく、価値観も多様化しているし
なにができるかなんてわかりません。

それぞれが自分のできる支援をして、
被災地が一刻も早く、普通の日常が過ごせる状況、復興をすることが、
何よりの切実な願いだと思います。

震災以降も演奏活動を続けているのは、
この日のためだと、考えています。
正直、現実を直視して、肌で実際感じるのはこわいです。
でも音楽の力を信じて、届けるのみです。
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