Santiago4/2①

はじめてのサンティアゴ♪
1時間しか寝ないまま空港に向かいます。外は真っ暗。

だってね7時半の早朝便に乗るのに、
3時間前には行っていないと乗れない事もあるっていうから〜。恐ろしや。
やっぱり他の国と違って社会主義国の国内便は、雰囲気がくらいです(;^_^
なんか、どこ連れていかれるんだろーってカンジ。

せっかく来たから乗り逃さないようにと飛行機に乗り込むまでは
寝れなかった。しかも冷凍庫みたいに寒い。落ちちゃいそうな小型機。
飛行機のタラップもなし。平地から真っ暗な中、いきなり階段をのぼって乗る。乗ったら爆睡。
T0010188.jpgでも飲み物が出たらとなりのキューバ人がやさしく起こしてくれた。
こういう時にキューバ人はとても親切。というか子供あつかい(笑)
お嬢チャンジュース飲む??てカンジ。どこ行くの?良い旅をね☆
旅の間、何度もかけてもらったやさしい言葉。

サンティアゴは、危ないから軽装で行きなさい!
とめちゃめちゃ脅されて言われてたのでスーツケースはハバナに置いて
カバン1個。

だから空港を出たのも一番で、すぐタクシーを捕まえて、
誠くんの宿泊先に向かう。なんてったって目的は
誠くんが9年連続で出ているマタモロ・ソン フェスティバルを見ることにある。せまい路地を抜けて着いたマルガリータさんのお家でめでたく再会。
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T0010204.jpgでも彼はすぐにリハに出かけてしまい、サンティアゴ朝9時到着の私はいったいどうしたらいいの?(・・?)

とりあえず朝食を食べながら日本の旅行者の方に、町の様子を聞いて

ほとんど寝てないけどハイテンションで好奇心だけはいっぱいなので、
とりあえず誠たちのリハ会場まで冒険することに。場所はオリエンテ大学。T0010192.jpg
行ったら、さんざんたらいまわしにされたあげく、
ここではやってないとの事。ハバナよりやや不親切な雰囲気。冒険はあっけなく終了。 帰りのタクシーもなく、さて困った。歩いて帰るにも方向がわからない。

でも歩くかー( ̄〜 ̄)ξ
なんて思ってたら中国系のおばちゃんに話かけられ、ちょっと世間話。

でも私の困った状況を話す語学力もなく、じゃーねー!と別れる。
もう立派な迷子。桜の花みたいなのが咲いてる。
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そこにバイクのおじさんが通り、そーいえばサンティアゴは
バイクで安く移動できるって言ってたなーって思って頼んで乗せてもらうことに。なかなか恐い。
ゆっくり走ってね〜♪ってお願いして、ホントにゆっくり走ってくれたんだけど

道は悪いし、車はびゅんびゅん走るし、路地ばかりで信号がないから
いつぶつかるかヒヤヒヤ(T_T)
ずっと日本語で『こわいよ〜』を連発する私に、通じてるんだか?
『Si Si!』って相づちを打って、ダイジョウブだよーって言ってくれる、やさしいおじさんだった。
ダウンタウンに戻ってこれたので、宿に帰ってひとやすみした後に
カサ デラトローバへ。
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ありがとう@ルースター&スィングシティ

今日は嬉しいことがありました♪

テキサスで出会ったピアニストのリッチーがメールをくれたのです☆
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きゃーーリッチーだっ。
てなわけで感激でした。つながっているってうれしい。

それと共に、リッチーにせっかくレッスンしてもらったのに、
全然手をつけていない。がびーん。努力しよう。
日本の現実に戻るとどうしても時間がなくてダメですね。

と、とりあえずいいわけ(笑)

先日のライブにお越しくださった皆さま。
本当に本当にありがとうございました。
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老舗での初ライブで、プレッシャーに押しつぶされそうな私にとって
本当に嬉しいことがいっぱいありました。
来てくださった方一人ひとりに思いが伝わるよう、心を込めて一音一音と
思っておりましたが。。。。実際はいっぱいいっぱいでした(笑)

素晴らしいプレイと、楽しいトークで支えてくださった共演の先輩方。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

たくさんの無理やわがままにも応えてくださり
どうしてもやりたかったキューバから持ち帰った曲や、アルバムの収録曲など
ご一緒してくださいました。ありがとうございました。
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足下の悪い中、お越しくださったお客さまの中に、
お越しになってすぐに帰られてしまった方がいるのですが、
腰の調子が悪いのに無理をして来てくださり、座ったとたんに悪化してしまって
残念だったんだけど。。。と聞いて、

『演奏は聞けなかったけど、立派になったねー。一目みれてよかったよー』
とおっしゃるので思わず泣いてしまいました。

こんな風に愛情いっぱいに支えてくださる方がいて、音楽をさせて頂けている事に
大変感謝しています。
トークでは、普段やさしくされていない〜なんて言いましたが(笑)
目に見えない沢山のやさしさに支えられている事に、改めて感謝する夜になりました。

本当に本当にありがとうございました。
皆さんに、より一層のエネルギーをお届けできるよう頑張ります♪
すーさん、素敵な写真を提供してくれてありがとう☆
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Habana 4/1③

ちょっと日記空いちゃいましたが、再びちょこちょこ書いていきます♪
***************
夜は LA ZORRA Y EL CUELVOへ、アレクシスのカルテットを聞きに♪
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このお店はラテンジャズの旬なグループがよく出演しているので、いつも
要チェックしてます。しかも宿泊先から歩いて行けるので気軽に行けます。

はじめてアレクシスのリーダーバンドを聞きました。アレクシスのグループだけあって
メンバーがイイ。 アレンジが難しい( ̄▽ ̄;)

いつもおちゃめなアレクシスですが、お店では
マエストロというオーラでした(*^^*)
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ステージで『今日は僕の生徒で、日本のピアニストが来ています。美穂さんです』
と紹介してくれました♪嬉し恥ずかしい(o^-^o)

弾いたら?と言ってくれましたが、あんな凄まじいスピードのリズム隊の中で弾く勇気なく・・・
次回もし行くことができたら、飛びこめるくらい、もっと努力しよう。
と一応思っている。

ちょっとフリージャズに近い、難曲もありましたが、好評のようでした。
終了は夜中2時。私はサンティアゴに行く早朝便に乗るために
その後、1時間睡眠で空港に向かう〜のでした。
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ライブやります♪

今日トモミータちゃんがサンティアゴで撮った写真を送ってくれました♪
ホントに良い記念です。Gracias!
P1010208.jpgさてさて、キューバから帰ってから初のライブです(^-^)

♪4/21@荻窪ルースター
♪4/25@銀座スィングシティ (スィングではないのでご注意を☆)
*詳細はホームページのスケジュールを確認して是非お越しくださいね♪
T0010313.jpg私がハバナに心奪われている間に、どんどん時間は過ぎていきます。

普段日本でそんなにやさしくされてないので(笑)
海外の過剰なスキンシップと親切さに、すっかりやられています。
普段気が付かなかった感情とか、価値観とか。
思い込んだら一直線なタイプなので、この2年はCDの事で走りつづけて
いろんなことを我慢したり、心に蓋をして気が付かないふりをしていたのかもしれません。

まぁみんな、現実は楽しいばかりじゃないですよね。

テキサスもキューバも出る時は、淡々としてたんだけど、帰ってきてからの方が反動が大きい。
もっといたかったんだと思う。 きっと。

写真や、録音した音源を聞いてニヤニヤしたり(笑)
思い出にひたってばかりで、遊びに行ってたくせにだめじゃんね〜(^-^)
というか、ついさっきipodがフリーズしてしまい、あーー困った〜。
聞きすぎですかねー????

ルースターライブ録音したかったのに。うーん。
どなたか映像撮って頂けないでしょうかねーーーーー???
ルースターでは新作が お披露目できるといいな♪
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habana 4/1②

昨日のお散歩の時にボリスにレッスンしてよ♪と頼んだら

君は友達だからお金なんていらないよ。
じゃ1個のモントゥーノにつき1回キスね。口にだぞ!とか言われて
思わず笑ってしまう。

モテモテの色男ボリスは、どんなレッスンになるやらと、
とりあえず行ってみる。
キューバナンバー1グループ、ロスバンバンのメンバー。
日本で初めて会った時も、そのプレイに圧倒された。
日本でも、昨日行った時も、演奏し始めると、ずーっとピアノを弾き続ける。
人が聞いていようがいまいがお構いなしに。
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何でなんだろう、疲れるだろうにって思っていたんだけど、
彼は常にバンバンか自分のアルバムのナンバーを弾いている。

自分のシンセサイザーのパートだけでなく、ピアノもホーンセクションも歌のパートも。
大所帯のバンドの曲をすべて見通せていて、自分の作品、自分達の演奏に自信と誇りを持って、常に反復してるんだなー。練習という風に思わずに常日頃、自然に弾いているんじゃないかなーと感じた。

日本だとお客さんの前か、いわゆる自己の個人練習って感じでしか弾かないから、えらい違いだ。
本当に音楽を愛しているんだろうなぁと、素敵だなーと思った。
それに日本だとどうしても器用さが求められて
常に違うことをやったり、なかなかひとつのグループに固定できない現状がある。

でもボリをはじめキューバ人ミュージシャンは
何でもできる能力が高い上に、所属バンドが固定されていて、
強い演奏のできる人が非常に多く、
音楽教育の水準の高さと潜在能力のハイレベルさに、度肝をぬかれる。
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さて当のボリのレッスンですが、先生というタイプではないので

ひたすら弾きまくって
ハイ、弾いてみて。ってかんじ。

しかもお客さんが次から次へとやってくる。
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おしゃべりしたりビール飲んだり、皆がいても突然ピアノを弾いたり、ほっぺにチューしたり(笑)
今までいろんな方に教えてもらったけど、こんなタイプはじめて。

レッスンってカンジじゃないよねーと思いながらも
でもモントゥーノのスパーンと抜けた音の立ち具合とスピード感が
とっても好き(^ー^)打楽器のように常にかき鳴らカンジ。少しでも近づきたい。
こんな自由なレッスンもいいかもねーと思った。

バンドの中で弾いているのを聞くとわからないけど、そばで弾いていると、ものすごい強さとグルーブ感。
キューバのピアニストのピアノは、たいてい鳴らなくて、調律が狂ってるんですけど、彼が弾くとピアノが生き生きと鳴る♪
私が真似して弾いても全然鳴らない。

楽器の良し悪しじゃなくて、鳴らすイメージと、こう鳴らしたいと思うこと。何より強いタッチ感。本当に刺激を受けます。
なんか女遊びばっかりしてちゃらちゃらしてる印象だったけど(笑)
ちょっと見直した。

たくさんお客さんが訪問しにきて、合間あいまにいろんなおしゃべりをする。
私に気を遣ってか、日本に演奏に来た時の話をいろんな人にしてて
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寿司を食べたとか、生の魚を食べるなんて信じられないとか、秋葉原に行ったとか、キューバよりフルーツが高いとか。

来てた頃は、天下のバンバンのメンバーが日本全国どさ周りツアーでさぞ大変だったろうと思うのですが、結構楽しんでたんだなーと思った。
日本で一緒に撮った写真とか動画とか、当時は
どうせすぐ消しちゃうんでしょー┐('〜`;)┌って思ってたんですけど

今でもあるよー♪
とか言って、お客さんにも『帽子かぶってた君の動画見たよ〜あの帽子今度かぶってきてよー』とか言われて

言葉がほとんどわからない交流だけど
通じたり伝わったり、残ってるもんなんだなーとちょっと感動。
自分の国で、くつろいで普段のなにげない姿をちょっとかいまみれて新鮮でした。

そしてそんな内に床屋さん登場。へー自宅でカットするんだーって
早速見学。
床屋さんの、てるてるぼうずの格好をしてもイケ面(笑)
床屋のお兄さんもかっこいい。
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なかなか丁寧な仕事ぶりで、通常は自分の家に来てもらうんだよーとか、男性しかカットしないとか、1日15人くらいカットに来るよーっ言ってた。
床屋さんと共謀してボリを七三わけとかにして遊んで写真を撮った(笑)
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そんなおだやかな時間が流れていたけど、
いきなりギャーギャー騒いで鈍い音がする。

どうやらお客さん同士が外で喧嘩をしてる模様。
騒然とした雰囲気。
でも後で聞いたら、キューバ人は熱くなりやすいのでよくある事らしい。

もっと弾いていったら?とボリは言ってくれたが、そんなカンジだし
さすがに長居したしで退散。ボリス家滞在記でした♪
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Habana 4/1①

街角で買ったサンドイッチ。1ドル払ってもおつりがくるくらい安い。
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今日はアレクシスの2回目のレッスンからスタート

お願いしていたアレンジをほとんど作っていてくれて感激する。
本当に親切で誠実な人だ。
私のアルバムもきちんと聞いてくれていてアドバイスをしてくれた。
キューバに来て強い音楽をたくさん聞いてしまうと
自分のアルバムは弱く聞こえてしまう。

ミケリーダのリアレンジを喜んでもらってほっとした。
アルバムに収録したこの曲は、もともとバラード曲で
アレクシスの友達のSAXプレイヤーのオリジナル楽曲。
美しくて繊細なメロディーだが、なかなかの難曲。この曲を私が再度アレンジして、バイラブレなものに近づけた。『ミホ、これなら踊れるねー』と嬉しそうに言ってくれた。
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本日のレッスンはミケリーダからスタート。いろんなスケールやコードを変化させることで、ソロが洪水のように出てきて脱帽。改めて自分のやることの多さと練習すべきことに気付かされる。
帰ったらひきこもりだなー。
ソロの練習用にループも打ち込んでくれる。
仕事が早い。改めてキューバ人のパワーと仕事の早さにびっくりしてしまう。
ホントにすごい能力。だからこれだけ精力的に多くの仕事をこなせるのか。
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↑アレクシスのピアノ。今はレッスンはエレピで行っているが、
一番はじめてレッスンにお家に伺ったとき、このピアノの調律が全部、均等に全音狂っていて泣かされた記憶がある。ドの音を弾くとシ♭の音が鳴る。
私の絶対音感が邪魔をして、弾いてることは理解できても、自分でその場で
先生の後について弾けない。今ではホントになつかしい思い出♪

そして終了後、河野さんの家に。久しぶりの河野家はやはりほっとする。
というのも私にとって5回目のキューバだが、過去最初の3回は
河野さんのお家でお世話になっていた。家族の皆さんとも仲良しで、いつも歓迎してくれて親切で嬉しい。
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思う存分日本語で話をしてから、昼食をご馳走になる。
この国に来てからはじめてのまともな食事。超うれしー♪
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今回ハバナは滞在期間が短いので、食べる間を惜しんで動き回っている。
観光は全くなし。
旧市街にすら行かず、行き先はレッスンかライブくらい。
カサ デ ラ ムシカにも結局一度も行かなかった。
キューバへ5回も行ってると楽しみ方が変わってくる。でもまた行きたくなってしまうのが不思議。
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Habana 3/31②

言葉が全くできない私は、思いっきり日本語で話しかけて
周りの外国人たちを困らせる(笑)あ、私が外国人か。

その点、音で通じあえるのは素敵☆
長年のつきあいのお陰で、細かいニュアンスはわからないながらも
なんとか伝わってる気がする。
NEC_0707_2.jpgロランドにアルバムを渡したところ、とても喜んでくれて、CDをつくることは音楽活動においてとても重要なことだよ!と言ってくれた。

夜にアマデオ・ロルダン劇場でブエナビスタ・ソシアルクラブで弾くから、
招待してあげるから、おいでと言ってくれた。

劇場に行く前に、去年日本に来ていたバンバンのキーボディスト ボリスに会いにいく♪あいかわらずの色男っぷりで、再会を喜んでくれた。
昨日アメリカ公演から帰ったばかりとのことで、こうタイミングよく再会できるのは超ラッキー。しかもキューバでまた会えるなんて本当に嬉しい。T0010175.jpgボリがピアノ弾きだして、お家の方々も踊りだすし、さすがキューバ。もう時間がないと言っても、もう一曲聞いていけと言われる(笑)

アマデオ・ロルダン劇場に到着。
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ロランドはスーツ姿が素敵で、D&Gのサングラスをしてた☆
最前列で観賞☆ホール独特のリバーブがちょっと気になったが
ロランドのピアノはピカ一だった!T0010179.jpgT0010180.jpg
NEC_0736_2.jpgでも、そばでリラックスして弾いてくれる時は、もっとすごいもんね〜
な〜んて思ってしまう(笑)それにしても、すごい瞬発力と、
最後まで人を魅了して離さないクレイジーな演奏は本当に尊敬に値します。
すごすぎる。

あとで楽屋に行くが、皆、袖で他の人の演奏をくいいるように聞いていて
それもまた凄いな〜と思った。この日は3つのグループが演奏していて
国の主催のコンサートだったようで、一般の人は入れないイベントだったようです。ロランドは連日の多忙さでくたくたのようで、かわいそうでした。

コンサートが終わったあと、ボリスと峰さんと遊ぼうぜーー♪ということに。
でも、ここでの遊ぶは、お酒飲んで、おしゃべりという事のようです。
ボリスさんのオフ ショット☆T0010183.jpg
一緒にお散歩して、ビール買って、公園でしゃべって。私にとって忘れられない貴重で贅沢な時間。
日本のスピード社会で、皆、家庭があったりして、こんなことなかなかできないのでうらやましい。
『ここにいると毎日が夏休みみたいで好きなんだよねー』
という峰さんの言葉がとても印象的でした。

一緒に歩いている間中ずっと携帯で自分の音楽を流し続けてたボリス。
自分の音楽に誇りをもって愛しているんだなぁーっってすごく感じた。
1フレーズごとソロまで全部口ずさんでたもん。相当聞きこんでる。
自分のアルバムに確信をもっていて、音楽を愛する二人の姿に、すごく感じるものがありました。
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Habana 3/31①

早速10時からAlexis Boshのレッスン。
彼は超多忙のなか、私のためにミックスの仕事を延期して時間を空けてくれた。ありがたすぎる。NEC_0744.jpg
私のアルバム『CORAZON』のラバンバをはじめ、主要な曲は
彼のアレンジによるもの。今回お願いしていたアレンジも早速はじめてくれていてMIDIを聞かせてくれた。

彼とは2回目のキューバ、2000年からのお付き合いで
当時まだ外国人の生徒がそんなにいなくて
今より半分くらいやせてて、やさしくて神経質そうなカンジだった。
辞書を片手に意思疎通をしたり、家族の食事に呼んでくれたり、
たくさんの良い思い出がある。

今となっては海外からのアレンジ発注やCD制作、自己の演奏活動に
新たにたちあげた自己カルテットなど、大活躍で
私にとっても感慨深い。素晴らしいジャズメンで大好きです。
温厚で長年築いた信頼関係で、彼には安心してなんでも聞ける。
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レッスンといいますが、日本人が想像するようないわゆるお稽古的なレッスンではなく
私が弾く事はほとんどなくて、私が出したお題に対して、彼がいろんなアイディアを与えてくれるというカンジ。弾きまくってくれる。
これが私のハバナに行く一番の目的です。

一流ミュージシャンがそばで私のためだけに弾いてくれるなんて、
なんて贅沢。その空気感、グルーブ感、溢れるアイディアに毎回ぶったまげるわけです。
ライブを聞くより、単体で聞けるのが至福の時。
最近のハバナ滞在では、ライブ会場に出向くより、
レッスンの時間を一番大事に、幸せに思っています。
心の交流やアドバイスももらえるし、毎回感激して帰ります。

その後
移動して、Rolando Lunaのレッスン。
彼とも同じく2000年からのお付き合い。
黒人独特のすさまじいリズム感で弾き倒す、アメイジングなピアニスト。

出会った頃は、イサックのバンドで弾いていたけど、まだ出会う前にみた
イサックバンドでの彼は、
遊びでやったサッカーで腕を折って、片手で弾いてた(笑)
まだ若いけれど、今やキューバでナンバー1売れっ子ピアニスト。

私は彼のかわいい人柄がだーーーーーいすきで、めちゃめちゃいい人。惚れる。
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声を聞くだけでハッピーになれるから、これは恋だわ。きっと(笑)
冗談はさておいて

家に着くと不在で、お母さんがいて、おしゃべりをする。
今まで何度も行ってるのに、はじめて会ったお母さんはとても素敵でした。
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妹のジョラルディーが結婚してバハマにいて、子供がいるのよーとか、
ロランドの子供の時の写真とか、
いろいろ見せてくれた。3年キューバに行ってないだけで、世の中かわってるんだーー。
アレクシスの子供も随分大きくなったしなーーーー。
どんどん先を越されていくのね と、またまた感慨深い(笑)
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かわいいロランドの子供の頃↑

なんて話をしているところでロランド帰宅。
きゃーロランドー!!とか言って、レッスン開始。
濃い一日はまだまだ続く。
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habana 3/30

テキサスに1週間いて、すっかり気に入ってしまい
別れをおしみつつも、私もますみちゃんも体力の限界。
早朝便のため寝ないで空港まで送ってくれる。
本当に感謝してもしきれない。改めてますみちゃんのビッグハートに尊敬。

オースティン〜ヒューストン〜カンクン〜ハバナと、
トランジットを重ねる。

ハバナ行きの飛行機になってからがらりと
雰囲気が変わる。
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スペイン語のアナウンス。
カウンターの人は全然やる気なくて、だらだらしてるし、おしゃべりは
うるさいしで
なつかしくて笑ってしまった。着いたらすごい暑い。さっきまで
オースティンにいたのにキューバにいるなんて
不思議。
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宿のイリスさんに久しぶりに会って、ひと安心。
コーヒーをご馳走になっていたら誠が電話をしてくれる。
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キューバ在住の方がコンタクトを取ってくださり
明日2人の先生とも再会できるよう手配してくれた。
3年ぶりの再会、海外ツアーなどに出ていなくて会えるなんて超ラッキー☆

去年出会った峰さんも、家に呼んでくれて再会を果たした♪
あいかわらずお元気そう☆
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奥さんがご飯を作ってくれて、
くたくたの体にしみた。本当にありがとうございました。

さぁ食べましょう!という時に停電になって、
ロウソクの元で食事。
これもキューバならでは。
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ヘスも会いにきてくれて
日本にいた時の雰囲気になった。
いろいろ教えてもらったり、聞いたり楽しかったが、
飛行機の移動以外にはほとんど寝ていなくて、完徹に近いので、
やはり眠気には勝てず、家に帰って撃沈。
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ただいま♪

さっき18日間の旅から戻ってきました♪
テキサス〜ハバナ〜サンチャゴと駆け足ながらも贅沢な旅でした。
すっかり現実をきれいさっぱり忘れて、思いっきり楽しんできましたよ♪
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想いがたくさん溢れて、たくさん伝えたくて。
ほんのついさっきまで、あの素敵な国にいたのに。
今現実に戻ってて、不思議だし。。。あーさびしいです。
思い出を抱きしめて写真をながめています。幸せな時間でした。

日本はやっぱり時間が流れるのが早い。
日本では仕事に追われる日々で、
キューバやアメリカの濃いコミュニケーション文化やハグやキスに慣れてしまうと
日本では、たまらなくキューバが恋しいし、ゆったりしててうらやましいです。
キューバにいればいるで不便で言葉がわからなくて大変なんですけどね。

改めて、やっぱりキューバ人は素敵。ひとりひとりがキレイで個性的。
かっこいい。やっぱりまた行きたくなってしまう。
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今回は、『幸せって何だろう』と、とても考えた旅でした。本当に有意義な休暇でした。
普段よりセンシティブになって心が動くことが多かったです。
普段どれだけ冷静を装ったり、あきらめたり、心に蓋をして生きてるんだろう。
今のこの感覚が少しででも長く残っていたらいいなぁ。

今の自分にできることをするしかない。
皆どこの国にいても、それしかできなくて生きているんだなーって。     
たくさん助けてもらった愛情に感謝して、頑張ろう。

音楽は人の心を打つ。1音1音に思いを込めて自信を持って堂々と弾きつづけよう。

これからだんだんに旅行ブログ書いていきます☆自分の記録というカンジですけど
覗いて頂いたら嬉しいです。T0010196.jpg
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