1日が過ぎるのはあっという間ですね。やる事がなかなかはかどりません。
ちょうど昨年の今頃、アメリカに滞在して
たくさんの刺激を受けてレコーディングをしてきました。
あれから1年経つなんてホントにあっという間です。
1. Fly me to the moon
2. Manteca
3. Luna llena
4. La Compalsa
5. Armando's Rumba
テキサス州オースティンにて
セッションレコーディングしたこの作品は私のチャレンジ意欲作です。
デビューアルバムのコラソンより、
JAZZ色を強くピアノトリオと、ソロを含む5曲入りです。
コラソンを出した時に
もっとピアノを全面にだしたアルバムを作りなさい。ピアニストなんだから〜
と言われたのですが
コラソンは、あの頃の私の集大成であり、精一杯でした。
やりたいことを全て詰め込んで、私はモントゥーノを弾きたい!という気持ちがありました。
FLYは
アメリカに飛んでレコーディングにチャレンジしたこと
想いはキューバに向かってあふれていること
自分がより上に上に、成長していきたいという願いを込めたものです。
正直、ちょっと悩んでいました。
アメリカに着いてからも、自分はそんな見ず知らずの土地で、自分の実力で、
初めての人達とレコーディングなんて大それたこと、できるんだろうか?と。
準備不足もあったし、
なんか何がしたいんだか、どうしたらいいんだ?自分でも
よくわからなくて、何かがみつかるかもしれないとアメリカに救いを求めるような気持ちでした。
そんな中で、友人のジョーンズますみちゃんのサポートしてくれる中
セッションが実現しました。
以前CMの音楽をさせて頂いたマックハウス
http://www.mac-house.co.jp/
の社長さんがJAZZがお好きで、私のアルバムを聞いて、
『いいドラマーですねー。黒人特有のリズムと音が良い。いいアルバムですね』
とおっしゃってくださったのが大変嬉しかったです。私の感じたそのまんまの感想でした。
私はアメリカで何かみつかったわけじゃないし
あいかわらずですが、
ひとつの通過点となるアルバムのような気がしてます。
そして発売当時はツアーに追われていて、実はあまり宣伝をせずに今日まできております。
ライブ会場ではもちろん、
ディスクユニオン
http://diskunion.net/latin/ct/detail/LT3486
アマゾンや、各レコードショップでもお取り扱い頂いております。
このアルバムは限定数販売で、在庫がなくなり次第販売が終了となります。
在庫もそれほど多くありませんので
聞いて頂けたら嬉しいです。
私は、ソロで弾いているLa compalsaという曲が
個人的には気に入っています。
私のルーツであるクラッシック色が感じられる作品で、
ジャズ評論家の寺島靖国さんと、岩浪洋三先生とのラジオ対談時にも
いいね〜と仰って頂けたのが嬉しかったです。
Michael Steevuns(b) Brannen temple(ds)とEngneerの George Oldzier♪
MIHO NAKADA
FLY
/ JPN / CD / LT3486 / 2010年8月11日 / 1,500円(税込)
気鋭の日本人ラテン・ジャズ・ピアニストとして、2008年「コラソン」(バウンディ/what's new records)でデビュー。本格的キューバン・ジャズ・サウンドを展開し、モダン・ジャズ・シーンからも多くの支持を集めた仲田美穂(MIHO NAKADA)。前作から2年、彼女のセカンド・アルバムは、2010年2月にUSテキサスはオースティンにて行われたセッション・レコーディングを収録したミニ・アルバムとして登場。古来よりラテン・アレンジの定番とされてきたスタンダード・ナンバーを中心に、ピアノ・ソロを含む全5曲を収録。
キューバ・ピアニストの若きブレインとして活躍するAlexis boshのアレンジによる、疾走感あふれる印象的なイントロの"Fly me to the moon"(M1)を皮切りに、ライブ感溢れるラテン・ジャズの聖典M2"Manteca"のダイナミックなパフォーマンス。続くピアノ・ソロ曲M3"Luna llena"は、かの名バンド、ロス・バン・バンの中核プレイヤー、Boris lunaによる美しいオリジナル・トラックで、クラシカルなフレージングは彼女のピアニストとしての原点を映し出した名演。M4"La Compalsa"はキューバの古典作曲家エルネスト・レクオーナによるダンソン・リズムのエレガントなアクセント。そしてラストは、チック・コリアの名曲"Armando's Rumba"の華麗なジャムで幕を閉じる。
メンバーは、兼ねてよりMIHOと交友のあるオースティンの実力派スタジオ・ミュージシャン。ドラムはチャカ・カーン、シーナ・イーストン、ジャネット・ジャクソンなどのサポートで知られ、来日経験もあるBrannen Temple、フルートのPhilippe Vieux(Fl)は、ティト・プエンテやエディ・パルミエリのアルバムにも参加し、グラミー賞を得た逸材である。その中で確かな存在感を湛えるMIHOのプレイ。日本人離れした力強いタッチとリズム感、そしてシックなジャズ・マナーが渾然一体となり、適度な緊張感と活きた躍動が作品を包み込む素晴らしい聴き味。MIHOの新たな1ページが刻まれているのと同時に、ラテン・スピリットとジャズ・ピアノのスピリットが見事に結実した傑作の誕生を確信させる。
Miho Nakada(p)
Michael Steevuns(b)
Brannen temple(ds)
Philippe Vieux(fl - tracks on 1&2)
Alexis bosh (arr. tracks on 1)
Recoded at Greenhaven Studio,Austin ,Texas2010
Engneer,Mix,Mastered by George Oldzier