Habana 4/1①

街角で買ったサンドイッチ。1ドル払ってもおつりがくるくらい安い。
NEC_0726_2.jpg
今日はアレクシスの2回目のレッスンからスタート

お願いしていたアレンジをほとんど作っていてくれて感激する。
本当に親切で誠実な人だ。
私のアルバムもきちんと聞いてくれていてアドバイスをしてくれた。
キューバに来て強い音楽をたくさん聞いてしまうと
自分のアルバムは弱く聞こえてしまう。

ミケリーダのリアレンジを喜んでもらってほっとした。
アルバムに収録したこの曲は、もともとバラード曲で
アレクシスの友達のSAXプレイヤーのオリジナル楽曲。
美しくて繊細なメロディーだが、なかなかの難曲。この曲を私が再度アレンジして、バイラブレなものに近づけた。『ミホ、これなら踊れるねー』と嬉しそうに言ってくれた。
NEC_0699_2.jpg
本日のレッスンはミケリーダからスタート。いろんなスケールやコードを変化させることで、ソロが洪水のように出てきて脱帽。改めて自分のやることの多さと練習すべきことに気付かされる。
帰ったらひきこもりだなー。
ソロの練習用にループも打ち込んでくれる。
仕事が早い。改めてキューバ人のパワーと仕事の早さにびっくりしてしまう。
ホントにすごい能力。だからこれだけ精力的に多くの仕事をこなせるのか。
NEC_0740_2.jpg
↑アレクシスのピアノ。今はレッスンはエレピで行っているが、
一番はじめてレッスンにお家に伺ったとき、このピアノの調律が全部、均等に全音狂っていて泣かされた記憶がある。ドの音を弾くとシ♭の音が鳴る。
私の絶対音感が邪魔をして、弾いてることは理解できても、自分でその場で
先生の後について弾けない。今ではホントになつかしい思い出♪

そして終了後、河野さんの家に。久しぶりの河野家はやはりほっとする。
というのも私にとって5回目のキューバだが、過去最初の3回は
河野さんのお家でお世話になっていた。家族の皆さんとも仲良しで、いつも歓迎してくれて親切で嬉しい。
FH000010.jpg
思う存分日本語で話をしてから、昼食をご馳走になる。
この国に来てからはじめてのまともな食事。超うれしー♪
FH000026.jpg
今回ハバナは滞在期間が短いので、食べる間を惜しんで動き回っている。
観光は全くなし。
旧市街にすら行かず、行き先はレッスンかライブくらい。
カサ デ ラ ムシカにも結局一度も行かなかった。
キューバへ5回も行ってると楽しみ方が変わってくる。でもまた行きたくなってしまうのが不思議。
Music > 2009inキューバ | - | -

Habana 3/31②

言葉が全くできない私は、思いっきり日本語で話しかけて
周りの外国人たちを困らせる(笑)あ、私が外国人か。

その点、音で通じあえるのは素敵☆
長年のつきあいのお陰で、細かいニュアンスはわからないながらも
なんとか伝わってる気がする。
NEC_0707_2.jpgロランドにアルバムを渡したところ、とても喜んでくれて、CDをつくることは音楽活動においてとても重要なことだよ!と言ってくれた。

夜にアマデオ・ロルダン劇場でブエナビスタ・ソシアルクラブで弾くから、
招待してあげるから、おいでと言ってくれた。

劇場に行く前に、去年日本に来ていたバンバンのキーボディスト ボリスに会いにいく♪あいかわらずの色男っぷりで、再会を喜んでくれた。
昨日アメリカ公演から帰ったばかりとのことで、こうタイミングよく再会できるのは超ラッキー。しかもキューバでまた会えるなんて本当に嬉しい。T0010175.jpgボリがピアノ弾きだして、お家の方々も踊りだすし、さすがキューバ。もう時間がないと言っても、もう一曲聞いていけと言われる(笑)

アマデオ・ロルダン劇場に到着。
NEC_0730.jpg
ロランドはスーツ姿が素敵で、D&Gのサングラスをしてた☆
最前列で観賞☆ホール独特のリバーブがちょっと気になったが
ロランドのピアノはピカ一だった!T0010179.jpgT0010180.jpg
NEC_0736_2.jpgでも、そばでリラックスして弾いてくれる時は、もっとすごいもんね〜
な〜んて思ってしまう(笑)それにしても、すごい瞬発力と、
最後まで人を魅了して離さないクレイジーな演奏は本当に尊敬に値します。
すごすぎる。

あとで楽屋に行くが、皆、袖で他の人の演奏をくいいるように聞いていて
それもまた凄いな〜と思った。この日は3つのグループが演奏していて
国の主催のコンサートだったようで、一般の人は入れないイベントだったようです。ロランドは連日の多忙さでくたくたのようで、かわいそうでした。

コンサートが終わったあと、ボリスと峰さんと遊ぼうぜーー♪ということに。
でも、ここでの遊ぶは、お酒飲んで、おしゃべりという事のようです。
ボリスさんのオフ ショット☆T0010183.jpg
一緒にお散歩して、ビール買って、公園でしゃべって。私にとって忘れられない貴重で贅沢な時間。
日本のスピード社会で、皆、家庭があったりして、こんなことなかなかできないのでうらやましい。
『ここにいると毎日が夏休みみたいで好きなんだよねー』
という峰さんの言葉がとても印象的でした。

一緒に歩いている間中ずっと携帯で自分の音楽を流し続けてたボリス。
自分の音楽に誇りをもって愛しているんだなぁーっってすごく感じた。
1フレーズごとソロまで全部口ずさんでたもん。相当聞きこんでる。
自分のアルバムに確信をもっていて、音楽を愛する二人の姿に、すごく感じるものがありました。
Music > 2009inキューバ | - | -

Habana 3/31①

早速10時からAlexis Boshのレッスン。
彼は超多忙のなか、私のためにミックスの仕事を延期して時間を空けてくれた。ありがたすぎる。NEC_0744.jpg
私のアルバム『CORAZON』のラバンバをはじめ、主要な曲は
彼のアレンジによるもの。今回お願いしていたアレンジも早速はじめてくれていてMIDIを聞かせてくれた。

彼とは2回目のキューバ、2000年からのお付き合いで
当時まだ外国人の生徒がそんなにいなくて
今より半分くらいやせてて、やさしくて神経質そうなカンジだった。
辞書を片手に意思疎通をしたり、家族の食事に呼んでくれたり、
たくさんの良い思い出がある。

今となっては海外からのアレンジ発注やCD制作、自己の演奏活動に
新たにたちあげた自己カルテットなど、大活躍で
私にとっても感慨深い。素晴らしいジャズメンで大好きです。
温厚で長年築いた信頼関係で、彼には安心してなんでも聞ける。
T0010292.jpg
レッスンといいますが、日本人が想像するようないわゆるお稽古的なレッスンではなく
私が弾く事はほとんどなくて、私が出したお題に対して、彼がいろんなアイディアを与えてくれるというカンジ。弾きまくってくれる。
これが私のハバナに行く一番の目的です。

一流ミュージシャンがそばで私のためだけに弾いてくれるなんて、
なんて贅沢。その空気感、グルーブ感、溢れるアイディアに毎回ぶったまげるわけです。
ライブを聞くより、単体で聞けるのが至福の時。
最近のハバナ滞在では、ライブ会場に出向くより、
レッスンの時間を一番大事に、幸せに思っています。
心の交流やアドバイスももらえるし、毎回感激して帰ります。

その後
移動して、Rolando Lunaのレッスン。
彼とも同じく2000年からのお付き合い。
黒人独特のすさまじいリズム感で弾き倒す、アメイジングなピアニスト。

出会った頃は、イサックのバンドで弾いていたけど、まだ出会う前にみた
イサックバンドでの彼は、
遊びでやったサッカーで腕を折って、片手で弾いてた(笑)
まだ若いけれど、今やキューバでナンバー1売れっ子ピアニスト。

私は彼のかわいい人柄がだーーーーーいすきで、めちゃめちゃいい人。惚れる。
NEC_0712_2.jpg
声を聞くだけでハッピーになれるから、これは恋だわ。きっと(笑)
冗談はさておいて

家に着くと不在で、お母さんがいて、おしゃべりをする。
今まで何度も行ってるのに、はじめて会ったお母さんはとても素敵でした。
NEC_0706_2.jpg
妹のジョラルディーが結婚してバハマにいて、子供がいるのよーとか、
ロランドの子供の時の写真とか、
いろいろ見せてくれた。3年キューバに行ってないだけで、世の中かわってるんだーー。
アレクシスの子供も随分大きくなったしなーーーー。
どんどん先を越されていくのね と、またまた感慨深い(笑)
NEC_0703_2.jpg
かわいいロランドの子供の頃↑

なんて話をしているところでロランド帰宅。
きゃーロランドー!!とか言って、レッスン開始。
濃い一日はまだまだ続く。
Music > 2009inキューバ | - | -